業務用エアコンのAPFとは? – エアコン屋 | 空デポ

業務用エアコンのAPFとは?

APFとは、エアコンの省エネ性能を表すJIS規格です。
省エネルギー化の流れがあり、トップランナー制度が施工されたことで省エネの目標値達成を義務付けられました。
今回はトップランナー制度の概要とAPFについて説明いたします。

トップランナー制度とは?

トップランナー制度とは、基準値を決める際に最も効率の良いモデルを省エネの目標値にする制度です。
最高基準値方式を指します。

制度の背景として、エネルギー消費は経済の発展とともに増えていきます。
しかし日本はエネルギー資源をほとんど持ってなく、大部分を海外に依存しています。
エネルギー需要不安と増え続けるエネルギー消費の対策として、省エネ活動に法的論拠を与えたトップランナー制度が作られました。

省エネ効果は業務用エアコンにおいて2015年の目標基準値を達成することで、2006年度比約18%の改善見込みです。

APFとは

2006年から表示されている『APF=Annual Performance Factor(通年エネルギー消費効率)』のことです。
2006年以前から表記されていた、COP(冷暖房平均エネルギー消費効率)は1kw辺り、どれだけ冷暖房効果が得られるかを示す数値です。
省エネ効果を確認するにはCOPより実際に使った場合の数値に近いAPFが参考になります。
JIS B8616に準拠し、APFはカタログ・製品パッケージ(取扱説明書)に表示が義務づけられています。

APF表示の対象

定格冷房能力が28kw以下の空冷式冷房専用形と空冷式冷房・暖房兼用(ヒートポンプ)形にAPFが表示されています。

  • 店舗・オフィス用エアコン
  • ビル用マルチエアコン
  • 設備用エアコン

対象外の機種

特殊な用途の機種や評価方法が確立していない機種はAPF対象外です。

  • 機械機器および食料品向け、車両空調などの特殊機種
  • オールフレッシュ形
  • 冷暖同時運転タイプ
  • 電算機室用
  • 水冷式
  • 蓄熱槽をもつもの

APFの計算式

計算式は以下になります。
APF=(冷房期間+暖房で発揮した能力kwh)÷(冷房期間+暖房期間の消費電力量kwh)

APF計算ツールもございます。
JIS B8616:2015に基づき、業務用エアコンの性能を入力するとAPFを算出いただけます。
通年エネルギー消費効率(APF)計算ツール

算出設定条件

店舗・オフィス用エアコン ビル用マルチエアコン、設備用エアコン
規格 JRA4048:2006※ JRA4048:2006※
地区 東京 東京
建物用途 戸建て店舗 事務所
使用期間:冷房 5月23日~10月10日 4月16日~11月8日
使用期間:暖房 11月21日~4月11日 12月14日~3月23日
使用日数 週7日 週6日
使用時間 8:00~21:00 8:00~20:00

※JRA4048:2006は、JIS B8616:2006を実施するために日本冷凍空調工業会が作成した規格です。
引用:日本冷凍空調工業会

APF値で省エネ性をチェック

省エネのエアコンを選びたい・・・そんな時は使用用途に合ったエアコンの中でAPF値の高い物を選びましょう。
例えばAPF6.5のエアコンはAPF5.5のエアコンと比べると5.5/6.5の消費電力量となります。