2019年モデルから、各社新機能を追加しています。
前年との違いをざっくり知りたい方は最後のまとめをご覧ください。
最新記事!!2021年度版
2021年度のエアコンAI機能はこちらにまとめてあります!↓
ダイキン
去年と変わらず、壁・床の温度を捉えAIが快適な自動運転を行います。
ダイキン独自の加湿コントロールを行い、温度・湿度を快適に保ちます。
専用アプリ「ねむロク」
2019年12月より始まった新サービスで、眠りとエアコンを連動させる。
快い眠りをアシストする温度調整を行い、睡眠時間と眠りの深さを計測します。
パナソニック
前年のAIにプラスして機能が追加されています。
AI快適おまかせ
ボタンひとつで2つのAI運転モードを選べる。「快適優先」するか「省エネ重視」の2タイプを選択可能。
天気予報連動の強化
以前は気象情報からPM2.5などを事前に察知し、自動で空気清浄を行っていた。
2020年モデルは天気予報から気温の上下を先読みし室温を調整。
AIフィードバック
AIの運転に感想を入力することで、AIが好みを学習していきます。
三菱電機
センサーとAIで快適な運転を行う。去年よりセンサーの性能が大幅アップ。センサーの画素数は80倍、感度は2.5倍に向上。
(同じ技術が陸域観測技術衛星2号「だいち2号」に使われている)
気流が人に届かないをAIが検出し、人に届くルートをAIが探し学習する。
気流のコントロールが得意
L字型リビングのエアコンだと、家具や部屋の形で気流がうまく届かないことが多い。
高解像度・高感度な赤外線センサーは細かな気流を読み取り、お部屋に最適な気流を提供。
直接風を送れない場合、壁の反射を利用し気流を届けます。
他にもこんなことができる。
- 快適さを考慮して、「人に直接風を当てる」か「風を壁に反射する」を選択し運転
- 目標(人間)めがけて冷風、温風を足元へ届けます。
- データをサーモグラフィー化し、外出先から部屋の熱画像が見れる。
「先読み運転」AI動画
日立
AIの機能は去年とあまり変わりません。
くらしカメラAI
センサーで人を感知し、状態によって空調を使い分けます。
お部屋に長くいる人には空調を当てすぎず、入室したての人に重点的な空調を行います。
AIこれっきり運転
- 体感温度の変化を予測して空調する。
- 人の位置、足元に温風を送る。
- 家具の位置や形状を認知し、風の通り道を見つけ空調。
など人が不快にならないよう、空調コントロールを行います。
AI気流(ひとモート)
人を認識し在室時間と体感温度に合わせて気流コントロールを行います。
AIこれっきり運転と組み合わせてお使いいただけます。
AI気流動画
富士通
「エアコン内部AI」+「クラウドAI」のダブルAIで学習し、成長していく。
日々の環境変化や操作をエアコン内部のAIで分析し、データをクラウドAIに蓄積することで高精度に学習を行う。
気流と運転をAIがサポート
新搭載された複眼輻射センサーで温度ムラの場所を学習し事前に抑える。
気象データを含めて先回りした運転が可能に
使うほど使用者の好みを学習
快適温度を予測し調整、また最新の天気情報からAIがタイマー設定を提案します。
エアコンのソフトウェア・アップデート
2019年に発売した「ノクリア x」シリーズのエアコン機能アップデートを提供する。
今後はソフトウェアアップデートが可能なエアコンが増えそうです。
「ノクリアX」AI紹介動画
アイリスオーヤマ
スマートスピーカーに対応したエアコンです。(AI無し)
無線LANと人感センサー搭載し、便利にエアコンを使えます。
スマホやアレクサ、GoogleHomeの音声で簡単操作。
例)アレクサ,エアコンを26℃にして
人感センサーで自動省エネ
センサーで人の動きを感知し、冷暖房能力を制御します。
他wi-fi機能で出来ること一覧
- 外出先から起動OK
- ペット部屋の温度も遠隔でコントロール。
- お家ではリモコン代わりに
シャープ
ユーザーの生活情報をベースに省エネ運転していた去年より詳細に
2020年モデルは住んでいる地域の気象データを利用し、部屋の温度が変わる前に温度制御が可能。
日射量から温度上昇を予測して事前に運転を行い、熱くて不愉快な時間帯を解消している。
睡眠時のAIにも力が
眠りのプロ、ニューロンスペースと共同開発したクラウドAIで
眠り始めはエアコンの設定温度を-1℃ほど低い温度で冷やし、体の深部温度を下げ深い眠りを誘います。
深い眠りについた後は適切に温度を上げ、起床しやすい温度に調整していきます。
単純に温度の上げ下げをしているわけではありません。
COCORO AIR動画
東芝
AI快適
人の体表温度と周辺温度を検知し、自動で運転を調整します。
夏場、入浴後や帰宅した際には一気に冷房。快適な温度になると風を感じない無風感冷房に自動で変更。
冬、室温・外気温・体表温度によって冷える足元を温める運転と、穏やかな暖房を使い分けます。
AIが今の所ないメーカー
コロナ:人感センサーが搭載されるモデルがあります。
三菱重工:人感センサー搭載・スマホアプリでの操作に対応
最後に
去年のモデルと機能比較
- ダイキン:あまり変わりは無い。
- パナソニック:気象情報との連動強化
- 三菱電機:AIに使われるセンサーの強化
- 日立:あまり変わりは無い。
- 富士通:AIに使われるセンサーの強化
- シャープ:気象情報・睡眠機能の強化
- 東芝:新規にAI機能が追加された
- アイリスオーヤマ:AI搭載していないIoT要素のみ(無線LAN対応)
これからIoTが高度化するでしょうから、どこまで進化するか見物です。