温度、湿度気にしたことはありますか?
ほとんどの人は暑い時に冷房入れるくらいの感覚ではないでしょうか。
あまり意識されない温度、湿度ですが、実は生産性に関係してきます。
今回は効率的な温度・湿度と居酒屋の温度戦略をご紹介します。
基本的に温かい方が働きやすい。
フロリダで行った実験で、室温を20°から25°に上げた結果
タイピングミスが44%減り、打ち込む文字量も150%に
数%レベルの改善ではなく、大幅に効率が上がっています。
温度を変えてこれだけ違いが出るなら、調整するメリットは十分かと
他にも温かいほうが、他者に対して寛大・思いやりの気持ちが持てるようです。
飲み物の話をすると、仕事中は冷たい物より温かい物が良いですね。
湿度も生産性に関係する。
原則「夏は湿度少なく、冬は加湿」
湿度が35%以下だと、乾燥でまばたきの回数が増え
まばたきが増えることで、目を使う仕事の生産性が落ちる
70%以上の湿度だと疲れが感じやすくなり
冬に湿度が高いとパフォーマンスが上がり、夏は湿度低い方が回答スピードがやや上がる
などの実験結果があります。
最適な温度と湿度は?
温度22~25°湿度50%が最適です。
事務的な仕事の場合は室温が低めがいい、27°以上だと計算のパフォーマンスが落ちるそう
事務的な仕事
書類の作成・整理、データ入力、電話対応、郵便物の発送などが業務内容
職種
経理
会計
財務
事務
オペレーター
クリエイティブな仕事の場合、温かい方が創造性アップ。
クリエイティブな仕事
創造的な仕事で、発想力などが問われます。
職種
デザイナー
マーケター
ライター
漫画家
建築士
21~25°間は生産性の変化なく
26~32°間は1°上がるごとに2%パフォーマンスの低下する
夏・冬ともに相対湿度が50%だと、快適です。
夏であれば55~65%、冬であれば45~60%推奨。
最適な温度は個人差が大きく、調整が必要です。
男女間でも体感温度差が2°くらいあります。
先程あげた例を参考にしつつ、自分に合う温度にアレンジしてみましょう。
居酒屋の空調は不快に感じないギリギリに設定すべし
わざと暑く寒く設定することで、居酒屋関係なくお店の回転率が上がります。
他にも温度調整することによって・・・
室温を上げるとお酒がススム!
温度が高まるとビールの注文が増え、居酒屋が儲かります。
居酒屋以外だと焼き肉屋さんも、ドリンクが出て欲しいでしょうから
室温は暑めが多いかもしれませんね。
室温を下げるとお酒が出ない。
飲み放題の場合は注文数を減らしたいので、室内の温度を下げます。
個室や半個室で飲み放題を頼むお客様が多いので、ピンポイントで室温を調整していることも
おまけ:快適さを判断できる不快指数
客観的に快適さを判断できる指数です。
温度と湿度を計算に使います。
季節別の空調についてはこちら
https://p2earth.com/2331/
不快指数の計算方法はこちら
https://p2earth.com/1941/