不快指数を知ってエアコンを調整しよう

アメリカ合衆国で作られた指数で、温度と湿度から寒い~暑くてたまらないという体感を数値で表しています。
温度と湿度による体感の関係を知ることで、やみくもに温度・湿度を下げることなく快適な空調を行えます。
今回は東京を例に梅雨,夏,冬にどういった空調を行えばいいか説明します。
不快指数の計算方法や一覧表については以下をご覧ください。
https://p2earth.com/1941/

梅雨の空調

2017年6月の東京最高気温は30.6~19.4℃、平均気温は26.4℃です。
湿度の平均は73%となります。

夏に比べると温度はそこまでですが、やはり梅雨の時期には湿度が気になります。

平均的な梅雨日の例

平均の気温26℃と湿度73%の場合、不快指数は【75】と体感やや暑いと思います。

対処法

湿度を50%まで下げることで、暑さが和らぎます。
さらに快適さを求めるならお部屋温度を23~22℃まで下げましょう。

夏の空調

2017年7月の東京最高気温は35.0~25.3℃、平均気温は31.8℃です。
湿度の平均は78%となります。

気温・湿度共に梅雨を上回ります。エアコン必須の時期でしょう。

平均的な夏日の例

平均の気温31℃と湿度78%の場合、不快指数は【84】と体感は暑くて汗が出るレベルです。
湿度だけ50%に下げてもやや暑い状態です。

対処法

お部屋温度を27℃まで下げ、湿度を50%まで下げることで暑さが和らぎます。
さらに快適さを求めるならお部屋温度を23~22℃まで下げましょう。

冬の空調

2017年1月の東京最低気温は6.7~-2.3℃、日平均気温は5.8℃です。
湿度の平均は53%となります。
日平均気温5.8℃と湿度53%の場合、不快指数は【46】と体感寒いです。

注意点

ここで気を付けたいのは湿度の値です。数値だけ見ると丁度いい湿度ですが・・・
平均気温(外の気温)に対する湿度が53%なだけであって、室内温度20℃で湿度を計算すると
お部屋内の湿度は20%まで下がってしまいます。
気温が低くなればなるほど、空気中に含まれる水分量が減るため湿度の差が生まれます。

対処法

お部屋の温度を17℃まで上げ、湿度を50%まで上げましょう。
さらに快適さを求めるならお部屋温度を20~21℃まで上げましょう。

おまけ:北陸は冬も湿度が高い!?

金沢・富山・高田は梅雨並み、それ以上に冬でも湿度があります。
日本海側で降る雪が原因です。日本海側で雪を降らせた後は乾いた空気になるので太平洋側は乾燥します。
また年間を通してあまり湿度が下がることはありません。

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