快適な空間か調べる一つの方法として、不快指数を調べる方法があります。
部屋が暑いな・・・と感じたら不快指数を参考に温度を調整いただけます。
不快指数の計算方法や指数に関連した日本の湿度について説明します。
不快指数とは?
気温と温度から計算出来る蒸し暑さを表す基準数値です。
- 70以上は一般的に不快で
- 75以上で半数の人が不快
- 85以上でほとんどの人が不快
人によって快適かどうかの基準は変わりますが、指数で表すことで客観的に快適さを判断できます。
以下が不快指数と体感一覧です。
不快指数 | 体感 |
---|---|
~55 | 寒い |
55~60 | 肌寒い |
60~65 | 何も感じない |
65~70 | 快い |
70~75 | 暑くない |
75~80 | やや暑い |
80~85 | 暑くて汗が出る |
85~ | 暑くてたまらない |
出典:カシオ
不快指数一覧表
肌寒いから暑くてたまらないまでの不快指数が確認できる一覧表です。
表を見ていただくと分かりますが、温度・湿度共に高い場合は暑く感じ片方だけ高い場合はそこまで暑さを感じないようです。
計算式
不快指数がDI(Tは乾球気温℃、Hは湿度%)
DI=0.81T + 0.01H x (0.99T-14.3)+46.3
エクセルなどを使って計算することもできます。
計算するのもめんどうの場合、温度と湿度を入力するだけで不快指数を出せるサイトが便利です。
不快指数
気温と湿度から不快指数を計算します。
不快指数を計算したお客様の声
エアコンをつけてくれない職場で熱中症を予防するためご意見・ご感想上司がクーラーをつけてくれない。
室温30.1℃ 湿度65% 不快指数80.8
誰かが倒れるまで付けないつもりらしい。
こちらで不快指数をみて、自分の感覚がおかしくないと確認できました。出典:カシオ
体感が人それぞれなどで、こういった理不尽な例は珍しくないと思います。
不快指数を出して上司を説得する・・・なんて使い方もありだと考えます。
世界と比較すると日本の不快指数は高い
単純に温度だけ高い国と日本では
日本は高温にプラスして湿度も高く、過ごしにくい気候になっています。
暑いことで有名なデスバレーは過去最高気温こそ『57℃』とインパクトがありますが、湿度はほとんどありません。
湿度が高くて蒸し暑い京都とデスバレーの不快指数の比較
条件
京都:気温 33.4℃ 湿度 72%
デスバレー:気温 47℃ 湿度 8%
計算した不快指数
京都:86.9
デスバレー:86.9
計算した結果、気温が10℃以上違うが湿度の違いで不快指数は大体同じという結果になりました。
不快指数は温度もそうですが、湿度もかなり関係あります。
おまけ:年間降水量
デスバレーの年間降水量:60mm
京都の年間降水量:1490mm
光熱費を抑えて不快指数を下げるには?
不快指数を下げるには湿度もしくは温度を下げる必要があります。
光熱費で比較すると
専用の除湿器 > エアコンの除湿機能 > エアコンの冷房運転
(右側の物程光熱費がかかる)
専用の除湿器を使い、必要に合わせてエアコンの冷房を使うのがおすすめです。
梅雨,夏,冬におすすめの空調設定についてはこちら。
https://p2earth.com/2331/