エアコンの買い替えであれば古いエアコンは入れ替え時に処分すると思います。
引っ越しなどで住まいの状況が変わりエアコンがいらなくなる場合はどうすれば良いのでしょうか。
エアコンは粗大ごみとは違い家電リサイクル法対象で、リサイクルする必要があります。
粗大ごみとは違うエアコンの処分方法を説明いたします。
粗大ごみで出せない家電達
「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・衣類乾燥機」は家電リサイクル法対象です。
ただし業務用エアコンはまた処分時の扱いが違います。
また家庭で業務用エアコンを利用している場合は家電リサイクル法の対象外です。
家電リサイクル法対象
- 壁掛け形エアコン(石油・ガス・電気併用エアコン)
- マルチエアコン(壁掛け形と床置き形のみ)
- 床置き形エアコン(石油・ガス・電気併用エアコン)
- ウィンド形エアコン
家電リサイクル対象外
- 天井埋め込みカセット形エアコン
- 天吊り形セパレートエアコン
- 冷風機/冷風扇
- ウィンドファン
- 除湿器
- パッケージエアコン
業務用エアコンについては以下をご確認ください。
リサイクル料金がかかる
エアコンを処分するにはリサイクル料金がかかります。
リサイクル料金はエアコンなどを運び、リサイクル処理にかかる費用です。
家電ごとに料金が変わり、メーカーによって値段が違います。
リサイクル料金例
エアコン:990円
リサイクル料金の支払い方法は処分を依頼する家電量販店などのお店か自分で郵便振り込みのどちらかを選びます。
エアコンの場合は取り外し料金と運搬費用がかかる
取り外し料と運搬料がかかります。
素人には難しい作業ですが、自分で取り外し・運搬が出来れば料金を節約いただけます。
【参考】リサイクル料金がかかる他家電
エアコン以外の家電はテレビ・冷蔵庫・冷凍庫・衣類乾燥機が家電リサイクル法対象です。
商品 | 金額 |
---|---|
ブラウン菅テレビ(15型以下) | 1870円 |
ブラウン菅テレビ(16型以上) | 2970円 |
液晶・プラズマテレビ(15型以下) | 1870円 |
液晶・プラズマテレビ(16型以上) | 2970円 |
冷蔵庫・冷凍庫(170L以下) | 3740円 |
冷蔵庫・冷凍庫(170L以上) | 4730円 |
洗濯機・衣類乾燥機 | 2530円 |
エアコンの引き取り先を決める
大きく分けて3つの依頼方法があります。
- 購入・買い替えした店舗に処分を依頼
- 最寄りの自治体に依頼
- 自身で指定取引所に持ち込む
購入した店舗に依頼が簡単です。
店舗がつぶれてしまったり、引っ越しで店舗に頼めない時には最寄りの自治体に頼みましょう。
自身で持ち込む場合は運搬費が節約できる反面、手間がかかってしまいます。
購入・買い替えした店舗に処分を依頼する場合
店舗と引き取り日時を調整します。
家電リサイクル料金+取外し・出張運搬費用を支払います。
リサイクル券の控えを受け取りましょう。
最寄りの自治体に依頼する場合
市町村によって対応が違います。お住い地区のリサイクル料金を調べてみましょう。
家電リサイクル協力店に依頼や市に依頼など様々な対応です。
自身で指定取引所に持ち込む
郵便局や市の指定のお店で家電リサイクル料金を支払い、リサイクル券の排出者控片を保管します。
家電リサイクル券一式の裏紙を剥がして、室内機と室外機の右上に貼ります。
詳しくはご自身で指定引取場所まで持ち込まれる場合の手順(外部サイト)をご覧ください。
なぜリサイクル費用を負担しなければいけないの?
家電リサイクル法ではメーカー・販売店・消費者にそれぞれ役割分担が決められています。
メーカーは家電リサイクル法基準でのリサイクル、壊れにくい商品作り・リサイクルしやすい製品作りに努めます。
販売店は過去に販売した廃棄物の引き取り、消費者の買い替え時古い商品の引き取り、引き取った廃棄物をメーカーなどに引き渡します。
消費者は不要になった廃棄物の引き渡し、リサイクル料金と収集・運搬費用の支払い
という3つの役割分担で、それぞれが決められた役割を果たすのが重要とされています。
違反したらどうなるのか?
個人へは罰則・罰金はございません(不法投棄は罪に問われます:5年以下の懲役、または1000円以下の罰金)
小売業者や製造業者の場合は50~20万の罰金、10万円以下の過料がございます。