暖房の適温について【エアコン屋が解説!】

一応環境省では暖房温度20℃を推奨しています。しかし本当に20℃快適に過ごせているかは疑問が残ります。
なぜならエアコンは住環境によってパフォーマンスが大きく変わるからです。
エアコン屋ならではの知識で暖房を適温に設定する知恵を伝授いたします。

暖房の設定温度は何度が良い?

一般的な適温は17℃~23℃あれば問題なく過ごせます。
17℃~23℃はエアコンの設定温度ではなくあくまで室温です。

エアコンは設定温度通りに完璧に室温をコントロール出来ません。お部屋温度を温度計で図り調整しましょう。

今までご説明してのは一般的な話。次は温度設定がうまくいかない原因をご説明します。

体感温度と住環境の罠

エアコンの温度設定がしっくりこないのは大きく分けて2つ原因があります。

1.男女で体感温度が違う

男性は適温に感じる温度で、女性は寒いと感じる方は少なくありません。
なぜ体感温度が違うかといえば筋肉量の違いや身長など理由は様々あり、結果男女間では3℃ほど差があります。

また体感温度自体も個人差が出ますので【暖房の適温】はこれ!!と言い切れない事情があります。

2.以外と複雑な住環境事情

住宅の気密性、断熱性に冷暖房は大きく左右されます。
気密性・断熱性が高ければ高いほど暖かくなりやすく、エアコンの設定温度を高く上げる必要はありません。

例えば築40年の家から高気密住宅に引っ越したご夫婦の話では冬の光熱費が月4万円→2.6万円と大幅ダウン。
また室温をちょうど良い温度に設定しても床の断熱性によって体感温度は大きく変わります。


室温は20℃同士でも断熱性の低い住宅では床表面温度が10℃程度、一方断熱性が高い住宅は床表面温度が18℃程度大きな床温度差が生まれます。
結果、室温は一緒でも体感温度15℃19℃4℃も差がでてしまうんです。

自分好みの温度に調整するには

自分にとって快適な温度に設定してしまえばOK!だと身も蓋も無いので
目安の温度をお伝えいたします。

男性は21~23℃
女性は23~26℃

お部屋に湿度が足りなくなりがちな冬場はこの程度室温が必要。
高気密・高断熱住宅の場合は-2℃低くても快適に過ごせます。

温度設定に関する詳しい情報はこちら

温度設定に関する声

エアコンマスター
エアコンマスター

そう、寒いですよね。

エアコンマスター
エアコンマスター

設定温度はあてにならないんですよ…

エアコンマスター
エアコンマスター

20℃そこそこで大丈夫な人たち

動物や赤ちゃんの適温はあるの?

:ダブルコート犬 19~23℃ シングルコート犬 20~25℃
ダブルコート:柴犬や秋田犬ポメラニアンなど

:20~23℃

鳥(インコ):10℃でも問題なし。寒さに強し

ハムスター:15℃以上を保つ(10℃以下でも冬眠してしまう子もいる)

赤ちゃん:20~23℃

まとめ

体感温度と住環境は千差万別、温度問題はなくなることは無いでしょう。
オフィス環境はどうしようもありませんが、家の空調は快適に過ごしたいものです。

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