業務用エアコンを久々に使ったら、なんか匂う・・・って経験あると思います。
業務用エアコンに限らずエアコンは使ってる内にカビ・ホコリなどが原因で異臭を放っても不思議ではありません。
今回はなぜ臭くなるのか、臭くなった場合の対処方法を説明いたします。
業務用エアコンの臭いは何故出るのか
大半は室内機がカビてしまったのが原因です。
エアコンの構造上ホコリやゴミを吸い込んでしまい、室内機には湿気たっぷりというカビにとって快適な環境が揃っています。
4つの臭い理由
ゴミ、ホコリなどの汚れから来るカビ
エアコンは設置場所にもよりますが、様々な汚れを吸い込んでしまいます。
人・ペットの毛や垢食べ物の塵やホコリなどが、使うごとにどうしてもエアコンに溜まってしまいます。
汚れだけではカビは繁殖しませんがエアコンはカビに最適な条件をばっちり揃ってしまいます。
20~30前後の温度
運転状況によって内部の温度は変わるので一概に言えませんが、例えば夏場冷房を使って運転していないエアコンはカビにとって適温になってしまいます。
5°Cから45°Cあればカビは繁殖してしまうので、カビ対策を温度で取るのは難しいです。
湿度80%以上
エアコンの冷房を使うとエアコン内部で結露してしまい、冷房・除湿運転時は湿度が高く90パーセント以上と言われています。
湿度が高いとカビやすいので、運転終了後にエアコン内部を乾燥させる内部クリーン運転機能もあります。
汚れなどの栄養
人から出る髪の毛などの老廃物やホコリなどの様々なゴミがカビに十分な栄養を与えてしまいます。
タバコや室内のにおいが業務用エアコンについてしまう
タバコを部屋の中で吸っているとエアコンもタバコの煙を吸い込んでしまい、臭いが付いてしまいます。
またキッチンで発生する調理の臭い(油や食べ物の臭い)がうつる場合も
室外の臭いが原因
業務用エアコンを使用していない状態で臭い場合は外部の臭いの可能性があります。
臭いの侵入元であるドレンホースやダクトを仮に塞いで臭いがなくなるか確認しましょう。
温度設定で送風になり、匂う
冷房時は結露した水滴がカビの臭いを抑え、暖房時はカビが乾燥するのであまり臭いを感じません。
ただの送風状態が一番匂ってしまいます。
エアコンの冷房設定温度が高く、部屋の温度が高い場合冷房運転中に送風状態に切り替わります。
するとエアコン運転途中にエアコンが臭い!と異臭が発生してしまいます。
臭いの原因を調べる
梅雨明けに動かして臭いパターン
業務用エアコンのオフシーズンでカビが育ってしまい、臭くなってしまったパターンです。
外が原因?ダクトを塞いで確認
臭さの種類がコロコロ変わる場合はまず屋外の匂いが原因です。
まずはドレンホース、ダクトを仮に塞いで臭いがなくなるか確認しましょう。
臭いが解消された場合ドレンホース、ダクトが発生源です。
ドレンホース先、ダクト元に匂いの元がないか確認しましょう。
部屋自体が臭い
部屋でタバコを吸う、油物の料理や煙の出る魚・肉料理に身に覚えがある場合お部屋に臭いが付いてしまっている可能性が高いです。
臭いの対策方法
屋外が原因の場合は元を取り除く
ドレンホース先、ダクト先に臭いの原因がないか確認しましょう。
原因さえ取り除けば臭いが解消できます。
フィルタを掃除する。
カビやホコリを取り除くことで、臭いの軽減とフィルタの詰まりが取れ運転効率アップが見込めます。
詳しくは以下をご覧ください。
https://p2earth.com/1003/
プロにエアコン内部までしっかり掃除してもらう
フィルタを掃除しても臭いが取れない・・・その場合はエアコンの内部まで臭いの原因がついてしまっています。
素人に分解洗浄は難しいので、専門の業者に頼みましょう。メーカーのクリーニングサービスもございます。
ドライ運転後暖房運転を行う。
業務用エアコン内を乾燥させカビを抑制します。
3~4時間、送風運転をして内部を乾燥させ、冷房運転で設定温度を高めにすると送風運転になります。